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Akeru's World of Paintings鳥図明児(ととあける)のイラストコレクション
at Open-Air Gallery "The Flying Saree" next to Park Hyatt on the beach, Arossim, Goa, India (February 12 - March 10, 2006) 2006鳥図明児(ととあける)作品展 「ゴアの家々」 (インド、ゴア州、パークハイヤット横アロシビーチ、 野外ギャラリー「フライングサリー」にて、2006年2月12日〜3月10日) St.Thomas School (Cansaulim ) の子供たちの絵も同時に展示 体験記 & Photos:インドで個展を開く 海からの風にサリーがはためく野外ギャラリー |
ゴアで個展をやろう!
個展をする場所は、海に面したジョンの椰子農園。 農園だから椰子の木が生えてるだけだ。 だから自分で野外画廊を設営する事から始めなければならなかった。 先ずサリーが要る。サリーを椰子の木から木へ張り巡らせて画廊を囲うためだ。 ヒンズー教徒の多いポンダの町まで出かけ、サリーを50枚以上買い込んだ。 運良くパステルカラーの無地のサリーをたくさん買う事ができた。 サリー屋さんは目を白黒してたなあ。 個展をするんだよって教えてあげた。 予定では画廊の周囲はおよそ100m。サリーは御存じのように長さ5mの布。 だから仕立屋さんを雇い、サリーをつなぎあわせてもらった。足踏みミシンだから3日がかりだった。 仕立て屋さんはひたすらあきれてた。 だから。個展をするんだってば。 翌日ココナツ農園に行き、設営。椰子の木には気の毒だけど、でっかい画鋲でサリーをとめさせてもらった。 |
まだまだのんびりしてはいられない。 州都パナジにある新聞社や雑誌社を訪ねなくちゃ。 新聞では、英字新聞ナヒンドタイムズ (The Nahind Times) がすぐ個展を記事にしてくれた。 大きな絵の写真入りだ。 テレビ局では、公営テレビ放送ドゥーダルシャン (Door Darshan)とケーブルテレビゴア365 (GOA365) が、絵のプリントアウトを見せただけで、取材に来てくれる事が決まった。 画廊をビデオにとるだけだと思っていたのに、 おそろしいことに、私にカメラの前で喋れという。 日本語、ダメですよね? ドゥーダルシャンはコンカニ語(ゴアの言語)とヒンディー語(インド北部の言語)の放送なので、 初めはコンカニかヒンディーができるかときかれたのだが、出来ないと言ったら英語でいいって言われた。 ゴア人と19年も結婚していてなぜコンカニくらいできぬ? 相手の目にそんな疑問がうかんでる。。。 英語だってアヤシイので、あきれたかもしれない。
ともあれ、ドゥーダルシャンの取材班は、薄いサリーを通して椰子の木が透けて見えるのをおもしろがってくれたし、絵もいいと言ってくれた。カメラマンなど、 「いろいろな絵を見てきたが、こんな絵は見た事がない」 などと言うではないか。嬉しいと同時にちょっとびっくり。 日本人の感性とインド人の感性は違うという事なのだろうか。 |
個展をしてみて、一番かわったのは、 鳥図明児(ととあける)こと |